インドの公立病院で卵子凍結と精子バンクがスタート
参考にしたニュース
The Times of India「Cama Hospital Becomes First Public Hospital In Maharashtra to Receive Permission For Egg Freezing and Sperm Bank Facilities」
公開日:2025年11月22日
URL:
https://timesofindia.indiatimes.com/city/mumbai/cama-hospital-becomes-first-public-hospital-in-maharashtra-to-receive-permission-for-egg-freezing-and-sperm-bank-facilities/articleshow/125491766.cms
ニュースの概要
インド・ムンバイの公立病院「Cama Hospital」が、マハーラーシュトラ州で初めて卵子凍結と精子バンクの施設として正式に認可されました。これまで無料の不妊治療(体外受精など)を提供してきた同院が「ARTバンク」として卵子・精子・胚(受精卵)の凍結保存まで担うことで、不妊治療中のカップルだけでなく、がん治療を控えた人が将来の妊娠の可能性を残すための選択肢も広がると期待されています。一方で、公的医療保険制度「MPJAY」の対象者は卵子凍結サービスを無料で利用できるとされる一方、対象外の人の費用はまだ決まっておらず、民間クリニックでは依然として高額な自己負担が必要とされている点も課題として残っています。
今日取り上げるニュース
インド・ムンバイの公立病院「Cama Hospital」で、卵子凍結と精子バンクの施設が正式に認可された、というニュースをご紹介します。Cama Hospitalは、これまでも不妊治療(体外受精など)を無料で提供してきた公立病院ですが、新たに「ARTバンク」として、卵子や精子、さらには胚(受精卵)を凍結保存できる施設として認められました。これによって、不妊治療中のカップルだけでなく、がん治療を控えた人が「将来の妊娠の可能性を残しておきたい」と考えたときにも、卵子や精子を保存できる体制が整うと期待されています。インドの州の医療保険制度「Mahatma Jyotiba Phule Jan Arogya Yojana(MPJAY)」の対象となる人は、このCama Hospitalで卵子凍結サービスを無料で受けられると報じられています。一方で、この保険の対象外となる人の費用については、まだ決まっていません。記事によると、民間クリニックで卵子凍結を行う場合、費用は10万〜20万ルピー(日本円にすると数十万円程度)かかるのが一般的だそうです。今回の取り組みによって、これまで費用面であきらめざるを得なかった人にも、選択肢が広がる可能性があります。
何が起きたのか(ポイント整理)
- インド・ムンバイの公立病院「Cama Hospital」が、マハーラーシュトラ州で初めて、卵子凍結と精子バンクの施設として正式に認可されました。
- この病院は「ARTバンク」として、卵子・精子・胚を採取・検査・凍結保存し、不妊治療に活用できる体制を整えています。
- 州の公的医療保険制度「MPJAY」の対象となる患者は、卵子凍結サービスを無料で利用できるとされており、対象外の人の料金はまだ未定です。
- 民間クリニックで卵子凍結をする場合、10万〜20万ルピーほどかかるとされ、インドでも経済的なハードルは高い状況です。
- Cama Hospitalの体外受精センターは2024年5月に開設され、これまでに888人が相談し、178人が基本的な不妊治療を受け、そのうち41件の妊娠が確認されたと報じられています。
ここからは私(YUu)の感想や意見です
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お金の面から見て
卵子凍結は、日本でも「高額な自費診療」という印象が強いですが、インドでも民間クリニックで10万〜20万ルピー(数十万円)かかると聞くと、「お金に余裕のある人だけが選べる治療」になりやすいのは共通していると感じました。その中で、公的保険でカバーされ、対象者は無料で卵子凍結ができるという仕組みは、かなり大胆な一歩だと思います。一方で、公的保険の対象になる人と、対象外で自費になってしまう人のあいだに大きな差が生まれる可能性もあります。日本でも、自治体の助成金の有無や、会社の福利厚生の違いによって負担の大きさが変わる部分がありますよね。「どの制度の対象になるか」によって、将来とれる選択肢が変わってしまうところは、日本とインドで共通しているように感じました。
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時間・年齢の面から:がん治療と妊娠の可能性
今回のニュースで特に印象に残ったのは、「がん患者さんが、将来の妊娠に備えて卵子や精子を保存することも想定している」という点です。日本でも、がん治療の前に卵子や精子、卵巣組織などを保存する動きは少しずつ広がっていますが、情報が届いていないことや費用の負担が重いこと、時間的な余裕があまりないことなどを理由に、希望しても実現しないケースがあると聞きます。「命を守る治療」と「将来の妊娠の可能性」を同時に考えることは、想像以上に大変なことだと思います。インドのCama Hospitalのように、公立病院ががん治療と将来の妊娠の可能性の両方を支えようとしている姿勢は、一つのモデルとして心に残りました。
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日本との違い・共通しているところ
日本では、卵子凍結は基本的に自費診療で、一部の自治体や企業が助成や補助を行っている状況です。「公立病院で卵子凍結が無料になる」という話は、まだあまり聞きません。インドのCama Hospitalの事例は、公立病院が不妊治療と卵子凍結・精子バンクまで一体的に担い、公的保険で一部の人の費用をゼロにするという意味で、日本とは違うアプローチをとっているように見えます。でも、背景にある思いとして、「お金の問題だけで、希望する人が選択肢を閉ざされてほしくない」「公的な仕組みを使って、ハードルを少しでも下げたい」という点は、日本とも共通しているように感じました。どの制度が正解かはすぐには分からないですが、「お金」「年齢」「健康」「将来の家族のかたち」など、いろいろな要素のバランスをどうとるのかは、日本でもインドでも、大きなテーマなのだと思います。
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さいごに短い注意書き
この記事は、公開されているニュース記事をもとに、私(YUu)が個人的な立場から内容を整理・要約したものです。実際の治療や制度の利用については、必ず医療機関や専門家にご相談ください。